美容鍼灸の効果
美容鍼灸ってよく聞くけど何に効果があるの?
イベントの前いつごろから受けた方がいいものなの?
と疑問をいただくことがありましたので、まとめました。
皮膚の構造
お顔の皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」という3つの層からできています。
真皮にはお肌の弾力維持の為にコラーゲンやヒアルロン酸などが成分があります。
鍼を刺すことで、真皮や皮下組織を刺激してタンパク質が活性化し、タンパク質やリンパが流れ出して、血流やリンパの流れが良くなります。
コラーゲンやエラスチンの代謝が活性化されて、細胞組織が新たに生まれ変わって、お肌に潤い・弾力・張りが蘇ります。
①表皮
身体の一番表面にあるため身体の保護作用があり、お肌に必要な潤いを保っています
加齢によってターンオーバー(お肌の新陳代謝)が遅くなったり、乱れが生じると
様々な症状が出てきます。
ニキビ、しみ、クマ、ほいれい線などのお肌の悩みの多くは、
このターンオーバーのサイクルの乱れが原因です
ターンオーバーの周期はおよそ28日と言われています。
しかし!!
28というのは実は20代の健康な肌の場合
年齢によりターンオーバーの周期は変わります。
年齢プラス8歳が目安となるターンオーバーのサイクル期間です
②真皮
表皮の下にあり、クッションのようにお肌の弾力を保つ役割があります。
真皮には、お肌の弾力を保つために、コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンという成分が存在しています。
特にコラーゲンの減少は、たるみ、しわ、ほうれい線といった
お肌の代表的な悩みに直結する成分です。
美容鍼の作用機序
1、鍼を刺して真皮や皮下組織に微細な傷をつくる |
2、サイトカインという細胞から分泌されるタンパク質が活性化する |
3、タンパク質やリンパが流れ出して、血流やリンパの流れが良くなる |
4、コラーゲンやエラスチンの代謝が活性化される |
5、細胞組織が新たに生まれ変わって、お肌に潤い・弾力・張り感が復活する |
このように美容鍼は、顔に鍼施術を行い、皮下組織を刺激することによって血流が良くなり、
栄養や老廃物の循環が円滑になります。
また、顔に目には見えない細かい傷を作ることで、その傷を修復しようと細胞の活動が活発になり、
コラーゲンやエラスチンといった成分が活発に産生されるようになり、肌の新陳代謝が促進されます。
これにより、肌に弾力や張りが生まれるというものです。
肌のターンオーバーサイクルを正常な状態に導いてくれるメリットもあります。
美容鍼灸の来院タイミング
美容鍼は即効性の高い施術
美容鍼は、マッサージなどでは届かない場所へダイレクトに刺激するため、即効性の高い美容法といえます。
もちろん筋肉の硬さやたるみの程度によって個人差がありますが
1〜2日後がむくみがスッキリし、肌の水分量が多く効果が実感しやすいようです
効果が持続する期間は一般的に2週間程度とされていますが、肌に良くない生活を送っていると
持続期間も少しずつ短くなっていきます。
そのため普段から、たるみ予防につながる食生活を意識したり、
生活習慣の乱れを改善したりといった日々の見直しも大切です。
どのくらいの頻度で通うと効果的?
美容鍼灸の施術の頻度は個人差がありますが、
一般的にはまず週に1度のペースで行い、悩みが改善したあとも月に1~2回程度のペースで通うのが理想的です。
美容鍼を施した肌は、コラーゲンやセラミドの分泌が促進されやすくなるため、
施術を重ねるたびに持続時間が長くなるという傾向があります。
肌のサイクルが整ったあとも定期的に施術を行い、効果をより長く持続していきましょう。
まとめ
美容鍼灸の来院目安は?
イベントの2日前
ただし!鍼には内出血のリスクもあるので鍼灸師に事前にご相談ください
定期的な来院期間目安は?
月1〜2が理想的
無理なく、内側から美しくなることが期待できる美容法なので、
肌質から改善したいという方にもおすすめです。ぜひ一度、試してみてください。